ITサービス総合運用支援
どんなサービス?
ITサービスの土台となるクラウド環境の提供と、サービスが安定稼働するために必要な様々な運用支援をセットにした『ITサービス総合運用支援』サービスです。
人手不足やサービス品質維持でお困りのお客様をクラウド環境の管理から解放し、アプリケーション開発に注力できるようにすることを目的としています。
「ITサービス総合運用支援」が解決可能な課題
お客様サービスのクラウド展開において、以下のようなことでお困りではありませんか?
セコム山陰の「ITサービス総合運用支援」はお客様のサービスにマッチしたクラウド環境(インフラ基盤)を、運用支援と併せてご提供することでこれらの課題を解決します。
1. 開発人員が保守対応に追われている機能追加や新製品開発に人的リソースを集中したいのに、保守業務に人員を割かれて本来の業務に注力できない。 |
2. サーバの処理速度遅延問題が発生しているサーバ動作や回線帯域が安定せず、サービスのパフォーマンスが低下することがある。エンドユーザから動作が遅いと苦情が来ている。 |
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3. 障害に対応するための体制が整っていない障害原因の特定や再発防止策の立案・実施が十分に出来ていない。また24時間365日での障害対応をエンドユーザから求められても対応できない。 |
4. 脆弱性に気づかず対応が遅れることがある脆弱性情報の収集やアップデート対応といった対策が十分にできていない。また、エンドユーザから対応の説明を求められた場合に明確に提示できない。 |
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5. システム構成に不安がある可用性やセキュリティを考慮した上で、サーバ構成やネットワーク構成・設定が最適かどうかがわからない、不安がある。 |
「ITサービス総合運用支援」が実現する「安定稼働」とは
自社サービス展開のためのクラウド環境には安定稼働することが必須条件です。しかし、その安定稼働は何によって実現するのでしょうか。
機器やネットワークの冗長化、データバックアップ、セキュリティ対策ソフトやファイアウォール等のネットワークセキュリティ対策製品の導入、リソースやサービスの監視など、安定稼働するための対策(ソリューション)が世の中には多数存在します。
ですが、それらを導入・利用するだけでは安定稼働は実現しないことが重要なポイントです。
例えば、データのバックアップには取得成功の確認や、有事の際に確実にデータをリストアできることの確認が備わって初めて意味があります。
サーバに対しては脆弱性の確認、設定内容の見直し、ソフトウェアのバージョンアップなどの様々な運用管理を行う必要があります。
監視についても、どのような項目を監視する必要があるのか、どのような状態を正常とし、どのような状態になったら異常とするのかを検討し、サービスの稼働状況を踏まえて定期的な見直しを行っていく必要があります。
「ITサービス総合運用支援」は「仕組みによる対策」だけでなく、「運用による維持」が兼ね備わって、初めて安定稼働が実現するという考えのもとで、お客様に寄り添い、お客様サービスの安定稼働を支えます。
「ITサービス総合運用支援」のサービス内容と提供範囲
クラウド環境提供サービス安定したサーバ/ネットワーク基盤/アクセス回線の提供
※弊社IaaS環境だけでなくAWSでのご提供も可能です |
カスタマイズド運用支援サービスOS/ミドルウェア/セキュリティの運用支援サービス
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お客様がサービスを安全かつ安定して利用者に提供できるよう
クラウド環境の提供及び運用に必要な支援をトータルでご提供します!
運用カスタマイズの具体例
大項目 | 項目 | 実施内容や前提条件 |
[1]問合せ対応 | QA対応 | OSやミドルウェア等について、技術的な問い合わせ対応を行います。弊社で解決できない内容につきましては、メーカー等へエスカレーションし解決を支援します。 ※メーカー等へのエスカレーションは、メーカー保守契約が必要な場合がございます |
[2]システム監視 | システム監視 | システムによる常時監視を実施します。 監視項目例:死活監視、リソース監視、プロセス監視、外形監視、SNMP監視、バックアップ監視 |
[3]定期対応 | 脆弱性情報の提供 | 共通脆弱性評価システムCVSSのスコアを元に重要度の高いものを通知いたします。 ※ご利用中の機器やアプリケーションに関する情報(アプリケーションおよびそのバージョン、ファームウェアバージョンなど)をいただける前提となります |
バックアップ処理正常確認 | バックアップ処理が正常に完了しているか確認を行います。 | |
ウイルス対策ソフトパターンファイル更新確認 | ウイルス対策ソフトのパターンファイルの更新結果確認を行います。 | |
リソースの使用状況の情報取得 | サーバのリソース使用状況を取得します。 ※取得した内容は月次報告書に取りまとめます。システム監視による監視範囲に限ります |
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[4]インシデント受付 ・調整管理 |
監視アラートメール(障害)の確認 | 監視アラートメール(障害)の内容を受信し内容を確認します。「警告」や「情報」のアラートメールは障害や問合せの内容に応じて適宜確認します。 |
お客様からの障害連絡受付 | 電話にて障害連絡を受け付けます。 | |
お客様からの問合せ受付 | 電話またはメールにて問い合わせを受け付けます。受付後は受付日を当日とし、その翌営業日以内の作業着手を目標とします。 | |
関係各社への連絡・調整 | 関係各社へ障害連絡から対応調整、復旧連絡を実施します。 | |
[5]非定期(スポット)対応 | サーバリソース変更 | 仮想サーバのリソース(vCPU数、メモリ容量、ストレージ容量)を変更します。 ※弊社への管理コンソールの提供が前提です |
パッチ適用作業 | 脆弱性情報に応じて、機器のファームウェア更新やOS、アプリケーションへのパッチ適用作業を行います。 | |
SSL証明書更新 | SSL証明書の更新を行います。 | |
[6]障害一次対応 | 監視アラートメール(障害)の一次切り分け | 障害箇所の推測(そのための調査)を行います。 |
障害エスカレーション代行 | メーカー等保守契約を利用し、障害内容をエスカレーションします。 | |
[7]障害二次対応 | バックアップ失敗時の再処理 | バックアップ失敗時に手動でバックアップ作業を実施します。 |
ウイルス対策ソフトパターンファイル更新の再処理 | パターンファイルの更新に失敗していた場合、手動でパターンファイルの更新処理を行います。 | |
[8]報告 | 障害報告 | 弊社課題共有システムまたはメール、電話により障害報告を行います。 |
リソース状況 | No.6で取りまとめた内容を定例会にて報告します。 | |
保守実施内容の報告 | 保守実施内容を定例会にて報告します。 | |
課題の読み合わせと対応協議 | 課題に対しての対応状況等を定例会にて共有・協議します。 | |
[9]運用統制 | システム構成管理 | システム構成について、適宜ドキュメントの状態を最新に維持します。 |
アドバイザリー | システムの維持管理、セキュリティ管理について、お客様の依頼に基づきBCP、ISMSの知見を活かした助言を行います。 |
サービス利用例
利用例1:セコム山陰データセンターでのWebアプリ稼働
お客様が得られたメリット
・サービス提供に係るインフラやセキュリティの管理から解放され、アプリ開発に注力できるようになった。
・脆弱性が発見された場合等の対応に迅速かつ的確に対応できるようになった。
利用例2:パブリッククラウドでの他社構築サービスの運用・監視
お客様が得られたメリット
・既存のインフラ保守業者の対応における課題(レスポンスの遅さ等)が解決した。
・24時間365日体制の監視/運用保守体制を確立できた。
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