最近、「テレワーク」という言葉を良く聞くようになりました。
国も働き方改革の一つの取り組みとしてテレワークを推奨している様で、今年度、テレワークを導入する企業等向けに補助金がありました。
ところで、皆さんはテレワークしてますか?
と言っても、何がテレワークなのか、という話になりそうですが、一般社団法人日本テレワーク協会のホームページには
「テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。 」
と書かれていました。
先日、テレワークに関するセミナーに行って来ましたので、その概要についてお伝えします。
テレワークは本当に使えないものか!?
私自身がテレワークに対してイメージしていたものは、
- 自宅等でパソコンに向かい仕事をする
- 時々テレビ会議でつないで、上司への報告や同僚との情報共有のためのミーティングを行う
という内容でしたが、それ以外にも
- やっぱり仕事は会社に来てするもの
- 私達の仕事のほとんどは(9割以上?)テレワークでは無理
- 自宅で仕事されても本当に仕事をしているかわからない(仕事をしていると言ってもさぼってしまうのでは?)
- 働く時間と休む時間の区別が難しくて労務管理が無理
- バリバリ仕事する人はテレワークはしない
などなど、ネガティブなものが多く、とても自分達の組織にはテレワークは導入できない、と考えていました。
皆さんはどうでしょう?
しかし、今回テレワークに関するセミナーに参加し、
「う~ん、これは考えないといけないな」
と考えが変わりました。
それは何故か!?
今までのやり方で労働力が確保できるか!?
私の仕事はITに関するものですが、仕事はあるけど、人が足りません。
いろいろな方面にIT技術者確保に向けて問い合わせをしていますが、本当に人がいません。(汗)
当社では技術者募集しています!
ソフトウェア開発技術者
サーバ技術者・ネットワーク技術者
その様な状況の中で、会社に来て8時間働かないとダメ、という従来の働き方しか認めない組織で人が確保できるのか、と考えると、IT業界でなくても、人の確保が難しくなりそうです。
労働時間を8時間ではなく、パート的な形態で短くすることは直ぐに考えられますが、毎日(週に数日でも良いのですが)会社に来ることでその組織の近くに住んでいる方、又は近くに引越しする必要もあり、そこで制限されてしまうこともあるでしょう。
高齢化が進むことで、親の介護の問題も無視できなくなりそうです。
- 少子化による一人っ子の増加
- 女性の社会進出
- 男性の生涯未婚率の増加
- 高齢者雇用の拡大
様々な要因から、働いている人が親を介護するのが当たり前の社会になりつつあります。
そうなると、毎日会社に来て、朝から晩まで働く人しか雇わない会社では、きっと働けなくなる人が多くなり、益々人が足りなくなってしまいます。
テレワーク導入は怖くない!?
セミナーでデモ(と言ってもテレワークを支援するツールの実際に利用しているもの)を見ましたが、日本国内に3箇所のオフィスがあり、それぞれのオフィスにいる社員のほか、自宅で働く方たちと、セミナー会場を結んで、直ぐに会話ができる状況を見ました。
自分で集中して仕事をしたい場合は必要な時にテレビ会議をつなげ会話をするだけでなく、何人かで同じ部屋にいて、他の社員の会話を聞きながら仕事をし、ちょっと相談したいときには声を掛ける、まるでオフィスにいるような感じで仕事ができる機能もあり、距離を感じさせないものでした。⇒正に目からうろこ状態でした。
労務管理については、仕事を始めるときには画面上部にある「勤務中」のボタンを押し、離席するときには「休憩中」のボタンを押す⇒つまりトータルが8時間になればOKという考え方です。
本当に仕事しているか?については、仕事中は定期的にパソコンのキャプチャ画面を取る機能があり、それを上司が簡単に見ることが出来、その人がサボっているかどうかは一目瞭然でわかりました。
(パソコン以外の仕事だとわからないのですが…)
大雪や大雨、災害の時を考えると、危険を冒してまで会社に行かず自宅で仕事ができれば安心です。
また通勤の時間を考える必要が無くなるので、多少離れている方でも採用が可能になります。
(週1や2週間に1度程度の出勤は必要だと思いますが。)
テレワークの導入には、様々な問題がありますが、まずは自分の意識改革が必要である事が良くわかりました。
自分達の組織でもどこから導入できるか、などの検討を始めたいと思います。
ただ、私の文章がつたなく、私が感じた感動と驚きが十分に伝わっていない可能性がありますので、是非テレワークが気になった方は是非とも弊社まで連絡頂ければと思います。
「こんなに良かったよ!」を直接お伝えしたいと思います。