昨日は晴れたいい天気で暖かい一日でした。
しかし、今日はがらっと変わって厚い雲がかかった雨降り。
これから雪が降る予報も出ており、『ザ・冬の山陰』という感じになっています。
今回は、島根県でもインフルエンザ流行警報が出たばかりというタイミングでもあるので、インフルエンザに関する情報と久しぶりにBCP関連の情報をお伝えします。
島根県もインフルエンザの流行時期に!
島根県ではインフルエンザ流行警報が発令されました。
あなたの周りにも「インフルエンザにかかった」とか、「家族がインフルになった」という方が結構いらっしゃると思います。
このインフルエンザ流行警報は1定点当たりの患者数が30人を超えるとが発令されます。
島根県では1月第3週の患者数は27.16人でしたが、第4週の患者数が33.79人となり警報が発令されました。
鳥取県では第3週に41.45人に達し、既に警報が発令されています。
島根県内の今後の流行予想は特に公表されていないようですが、鳥取県と比べて、島根県側の流行は少し遅れ気味だったので、もしかしたら、まだピークは越えていないかもしれません。
島根県を地区別で見ると、大田圏域が41.0人と最も多く、ついで松江圏域が40.8人、浜田圏域33.0人となっています。
これらの地区にお住まいの方は特に注意が必要でしょう。
インフルエンザの流行時期に注意すべきことは
このインフルエンザ流行の影響は、個人や学校だけに留まらず、企業にも影響が出ているようです。
先日、ニュースを見ていたら、「インフルエンザで休業」している会社があるっていう情報を聞きました。
確かに小さい企業等で、社員が一斉にインフルにかかると仕事が止まってしまいます。
そのため、会社の中でもインフルエンザに「かからないこと」と「うつさないこと」が大切です。
厚労省によるインフルエンザ予防のポスターではこの「かからない」「うつさない」ための方法として、「咳エチケット」と「手洗い」の2つが重要としています。
インフルエンザ流行のこの期間は特にこの2つを気をつけるようにしましょう。
その他、厚生労働省の「平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」から、いくつか抜粋しておきます。
Q:インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?
1.流行前のワクチン接種
2.外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指等についているウイルスを物理的に除去するための有効な方法とあります。
3.適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなるため、加湿器等で湿度50~60%を保つことが有効。
4.十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
5.人ごみや繁華街への外出を控える
Q:インフルエンザにかかったかもしれないのですが、どうすればよいのですか?
1.人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かない
2.咳エチケットの徹底
(マスク着用、咳が出るときにティッシュやハンカチで口や鼻を覆う、上着の内側は袖で覆う)
Q:インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?
インフルエンザ発症前日から「発症後3~7日間」は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。
そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
中小企業BCP支援ガイドブック
2018年3月に中小企業庁が発行した「中小企業BCP支援ガイドブック」という資料があります。
これは、中小企業に対してBCP策定等の支援をする組織等にむけて非常にうまくまとめている資料です。
このガイドブックのP14に掲載されているコラムの中に、BCPが無いのに必要な体制が整備されている例が掲載されています。
このコラムを読むと、BCPっていうと、どうしても「紙をつくってしまいがち」ですが、特に中小企業ではそういうことをしなくてもいいんだということがよく分かると思います。
「紙ができてしまう」という状況は、現在、災害拠点病院で進められているBCPでも起こっています。
災害拠点病院ではBCPを作っておくことが必要になったため、どの病院も計画策定に取り組んだのですが、多くの病院では、これでは「使えない(使わない)だろう」と担当者も感じている紙が出来上がっているという例を結構みかけます。
一方、今あるマニュアルにBCPの要素を追加しつつ、訓練をしながら、必要な内容を手直していき、「BCPという文書」を新たに作らなかった病院もあります。
その病院の場合、「BCP」という名前の計画はありませんが、実質的な体制づくりとしては効果的だったと感じています。
また、このガイドブックの中には、BCPに取り組むことが、働き方の改善や社員教育、新事業開始のきっかけにできるといった効果も紹介されています。
しかし、実際はそういう効果が得られたという例は少なく、できたものはやっぱり紙としてのBCPだったという例がほとんどです。
この課題を解決するために、当社では最初から経営改善を意図してBCPの策定に取り組めるようにし、平時の業務にもいい効果をもたらせるフレームワークを作りました。
特に中小企業の場合では、効果の薄い取り組みをする時間はありませんので、このようなハイブリッドの取り組みが有効です