コロナ禍の制約条件下で売上を上げる3つの方法

緊急事態宣言解除後も、新型コロナウイルス関係のニュースでは東京都内の感染者数が気になっています。

昨日は55名の陽性が確認されたとのこと。多くの人が第2波につながるのではという怖さを感じていることでしょう。

ちなみに、東京都内では3月16日に16日の感染者が確認された後、3月28日に40人だった感染者が翌29日にいきなり64人になりました。

その後、感染者数は増減はあったものの、4月17日に206人と発表されるまで増加する傾向にありました。

今回の感染者の急増が3月末のような状態にならなければよいが・・と思っているところです。

あわせて、地震や雨も気になります。

目次

1.コロナ禍の制約条件下で売上を上げる3つの方法

先日、鳥取県主催のBCPセミナーがZoomを使って行われました。

今年度のセミナーでは、従来のBCPの説明に加えて、今後のパンデミックを踏まえた事業継続対応の考え方についても触れています。

パンデミックを踏まえた事業継続対応に必要な対策を見出すため考え方やフレームワークについては、社内で何度も協議をしており、その結果を今回のセミナーで紹介させていただいています。


その中で、コロナ禍の制約条件下で売上を上げる「3つの方法」について触れました。

それらは、対面でのサービス提供が敬遠されたり、需要減少が起きている状況下で、売り上げを立てるために実際に行われた方法を類型化したもので、以下の3つに分けられます。


方法1:サービス・商品に変更を加えて提供する

方法2:感染しにくい方法でサービス提供を行う

方法3:これまで扱っていない新サービス・新商品を提供する

 

方法1は、今行っているサービスや商品に少しだけ手を加えて、提供するものです。

例えば、美容室がヘアカットの方法をオンラインで教えるとか、旅館がテレワークスペースを貸し出すというものです。

今あるサービスを形を変えて提供するもので、一番難易度が低いと考えています。


方法2は、3密を避けたり、対面での提供をしない方法でサービス提供を行う方法です。

店舗内に透明シールドを立てたりする方法等が該当します。
飲食店の持ち帰りは方法1と2のハイブリッドと言えます。

方法3は方法1や2では対応できない場合に検討が必要な対応です。
これは、新規事業を開始するようなものですから、実施にあたってはかなりハードルが上がります。


実はセミナーでは、方法3の実施方法については全くお伝え出来きていなかったので、この記事ではもう少し参考情報をお伝えしたいと思います。

 

2.新サービスを開始するためのヒント

今の会社では、新しいシステムを作って新しいサービスを始めたり、新しい商品の取り扱いを始める機会が複数ありました。

しかし、一方で、販売を始めたものの、ほとんど売れないとか、軌道に乗らない事業を畳むという経験もかなりしました。


私の場合、それまで行っていた仕事のほとんどが、都市防災のコンサル業務だったこともあり、新しいサービスを作り出す・売る、という経験がほとんどありませんでした。

そのため、ビジネスを作り出す、販売して広げるというノウハウや経験が決定的に欠けていました。


今も新しい事業やサービスを考える必要があるので、サービスを作り出したり、マーケティング等の方法論についてはいろいろ学ぶ機会もあるのですが、上で紹介した方法3の「新サービスや新商品を扱う」という中の、新サービスを作り出す際に、参考になる書籍を2つほど紹介したいと思います。

 

1冊目は「起業の科学 スタートアップサイエンス

2017年11月に発行された本です。
書店で見かけたことがある人も多いのでは?

著書は外資系コンサルに勤務したのち、シリコンバレーで起業経験を持ち、いわゆるスタートアップの立ち上げや多数のスタートアップの評価を行った実績のある田所雅之氏です。

新サービスをどのように企画し、検証し、必要なシステムを作り出し、さらにそれを拡販していくのか、という方法を、かなり詳しいプロセスに分解して解説してくれています。

ここに紹介されていることができるかどうかは別ですが、「分かっていた」つもりのことも明確に示されており、非常に参考になりました。


2冊目は「イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

こちらの著書も外資系コンサルのマッキンゼーに入社しており、その後、商品・事業開発に多数携わった後、2012年からはyahooの戦略立案部署の責任者をしている安宅和人氏


問題解決方法のノウハウを教えてくれる書籍ですが、事業をどうすべきか、どのような方向性があるのか、ということを考える際の重要なポイントを教えてくれます。


ここでは、課題(イシュー)のとらえ方について、深い知見を与えてくれました。

さっと読んだだけでは、なかなか理解できないのですが、

・解決しようとしているのは本質的な課題なのか見極める
・答えの無い課題は適切な課題ではない
・情報収集しすぎない
・仮説をきちんと言葉で表現してみる

などをかなり意識させられました。

 

最後にもう一冊。

そもそも、このコロナ禍にあって、企業はどのような対応をとっていかなければならないのか?という点への示唆を与えてくれるのがこの書籍。

コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画

これもかなり売れている書籍です。

 

アマゾンでも高く評価されており、企業経営について深い洞察を持っている方らしいBCPの専門家が言わない視点で、このコロナ禍、そして今後の経営環境をどのように生き延びていくのかという示唆をしてくれています。

比較的薄い本ですので一気に読み切れますが、一読する価値は多いにあると思います。

 

3.BCPは環境変化への最適化

コロナ禍に対応するための新サービスや新事業の開始は、時間が無い中で行う必要があるので、しっかりとした検討ができないでしょう。

そのため、日頃から要素を検討しておかなければ、あわてて新事業を開始することはなかなか難しいと思います。それに、仮に新事業を始めたとしても、私のように始めたのは良いがまったく売れないということにもなりかねません。

 

「BCP」は変化する環境への最適化を進めていくものだと教えられています。

新型コロナウイルスによるウィズコロナ・アフターコロナという大きな環境変化に適用していくために、私たちは皆、新しいビジネス、新しい提供方法、新しい商品にチャレンジしていくことが必要でしょう。


その際、上記の3冊の書籍は参考になると思いますので、
ご興味のある方は一読いただければ幸いです。

 

4.今後の降雨の予報

コロナウイルスの感染拡大がまた続いている中、心配なのは災害によって避難者が集まる避難所での感染拡大ですね。

今朝は千葉東方沖で震度5弱の地震が発生しましたが、最近は小規模地震が頻発しており、地震が気になります。

またこれからの季節は雨も気になるところです。


気象庁が6月24日に発表した7月から9月までの降水量の3か月予報では、今年の降水量は「ほぼ平年並み」だそうです。

 

この予報では、昨年、一昨年のような豪雨の発生は無いかもしれません。

しかし、10年前等とは違い、毎年大きな災害が発生する気象状況になっているため、「平年並み」という表現がされているからと言って、決して安心することはできません。

「平年並み」とあったとしても、私たちは「今年も大災害が起きる豪雨が起きるかも」と、常に考えておく必要があると思います。

「気温が高い」見込みなのが気になります。


そこで、今後も気象予報については確認をしておきたいと思います。

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