弊社では県内各地で「子ども安全教室」の開催をお手伝いしてまいりましたが、メディア利用時の安全性についても子どもたちに教えて欲しいというリクエストにお応えして、「メディア防犯研修」の講師を務めさせていただきました。

 

今回、講師を務めさせていただいたのは、先日子ども安全教室を行った松江市立持田小学校のメディア防犯研修です。

持田小学校では、ほぼ毎年小学生のメディアに関する研修を行っていらっしゃており、2019年12月7日（土）に開催された研修会に講師の依頼をいただきました。

 

PTA会長と研修内容について事前に打ち合わせをした際、このような研修は児童は児童向け、保護者は保護者向けの研修が行われるのが一般的で、児童と保護者が一緒に研修を受け、情報を共有するという機会が無いということをお聞きしました。

そこで、今回は児童と保護者が同じ研修を受けることで、メディアの利用ルールの相談ができるような内容にして欲しいというリクエストをいただきました。

このようなリクエストをいただき、今回、以下のようなプログラムとしました。

１．スマホ利用の注意点

２．スマホを利用することの良いところについて

３．我が家のルールを決めよう！

 

メディア防犯の知識を得ていただく実験

 

まず、「スマホ利用の注意点」については、『2つの実験』を行って、スマホを使ったことがない児童もスマホの仕組みや危険性を理解していただきました。

 

 

１つ目の実験はスマホに見立てた封筒を使って、メールやSNSを使ってついついやってしまうようなことを保護者の方にも体験してもらうもの。

スマホを安易に使ってしまうようなことは危険なこともあるということを知ってもらいました。

友達と普段何気なく行ってしまう行動が、後々取り返しのつかない大きな問題になる可能性があることを分かってもらえたと思います。

 

スマートフォンを利用する時の危険性を紙芝居形式で紹介

 

そして、もう1つの実験は小学生の男の子を主人公とした、スマホに潜む危険性について紙芝居形式でお話しました。

 

最近話題にもなっている『ゲーム障害』やゲーム内の課金、知らない人とチャットを通じて知り合ってしまうことなど、思いがけずに被害者になってしまう可能性をお伝えし、どうやったらそれを防げたのか考えてもらいました。

２つの実験の後にはスマホの良いところとして、地震や水害等の災害時に、家族間の安否確認や被害情報の収集、外部への救助・救援要請等にスマホを使える機能があるという災害時に有効なスマホの使い方を紹介しました。

 

スマホは危険なことも多いですが、正しく使えば便利で役に立つ機能もあるという側面をお話しました。

 

メディア利用の我が家のルールを話し合い

そして、最後に今回のメインテーマであった『我が家のルール』を親子で相談してもらいました。

スマホやゲームを使っても良い時間や、ゲームやSNSを使う時のルールを相談することで、スマホを持つ責任、スマホを使わせる責任ということに気づいてもらえたと思います。

 

マーブルテレビと山陰中央新報社が取材に来られてました

児童がスマホを持つことはデメリットばかりではなく、メリットもあることを知ってもらい、親子で正しい使い方を相談し、家族でしっかり良好なコミュニケーションを心がけていただきたいと最後にお伝えさせていただきました。

 

最後に親子で心がけて欲しいことをお伝えしました。

 

メディア防犯研修にご参加いただいた皆様の感想

今回参加していただいた方からのアンケートを一部ご紹介します。

• ・子どもにも分かりやすく、スマホの機能など教えてもらえて良かった。
• ・今後の親子・家族での話し合いコミュニケーションのきっかけになった。
• ・参加してとよかったなと思うので、多くの人に参加してもらいたい。
• ・スマホのいいところの観点では初の研修でよかったです。
• ・とても分かりやすい（封筒の例など）内容で、親子で聞くのに大変良かったです。
  　ありがとうございました！！

 

今回のメディア防犯研修は、参加者の皆様の評判がとても良く、大変ありがたいお言葉を多数いただけました。

今後も地域貢献活動の一環として、取組んでいきたいと思います。