• 2018年03月02日儲かるためのサイバーセキュリティとは?中国通信局主催情報セキュリティセミナーにて講演

     

    西村2

     

    平成30年2月28日に松江市内にて、総務省中国通信局主催の「サイバーセキュリティセミナー in 松江 2018」が開催されました。

    当社は3名のスピーカーの内の最後の1名を務めさせて頂きました。

    今回は、このセミナーの様子をご紹介したいと思います。

     

    不可欠な情報化と必要となるサイバーセキュリティとは?

    このセミナーの最終スピーカーとして、先月の島根県主催の情報セキュリティセミナーでもスピーカーを務めた当社システムデザイン部の西村が、「儲かる・・・ 」と題して、現在当社が進めている情報化とBCP、サイバーセキュリティを両立させるための方法についてご説明させていただきました。

     西村1

    今回の説明の冒頭にて、経済産業省による調査結果を参考に、情報化を進めている中小企業は、情報化を進めていない企業と比べて、売上げと利益が上回っていることを紹介しました。

    今後あらゆる業種において、情報化は避けては通れない課題であるということの共通認識を図りました。

    表現を変えると、あらゆる組織において情報化を効果的に進めていくことで、売上面などでより成長していく余地が十分あるということになります。

     

    とは言っても、情報化を進めるためには大きな課題があります。

    社内の人材が不足していること、情報化の導入効果が評価できないこと、多額なコストがかかることなどが、情報化を進める障害となっていることも明らかとなっています。

    一方で、情報化を推進する上で、機密情報や個人情報の漏えいなどはそれほど気にされていないという実情も伺えました。 

     

    ただし、情報化を進める際にはサイバーセキュリティが確保されていることが前提条件となります。

     

    つまり、これから組織として成長していくためには、情報化が不可欠ではあるものの、情報セキュリティが確保されていることがベースとなり、あわせて、より広範囲な事業継続の体制が確立されていることが必要となります。

     

    それらを実現する方法が、自前で様々な情報システムを持たないクラウド利用となることをご紹介しました。

     

    つまり、情報化の推進の阻害要因となっている「人材不足」は県内のITベンダーを活用することで解決できることに加えて、

    • 「導入効果が不明なので、情報化が進まない」という課題については、まずは最小限の費用で開始してみて、効果が見られたことだけを推進すればよいこと
    • 「導入コストが多額になること」という課題については、小さく始めることができ、しかも使った分だけの費用でスタートできるため、情報化を始めるコストは以前と比べて非常に少ないこと

    から、これまで情報化の障害となっていたことが、クラウド利用により解決できることを強調しました。

     

    しかも、強固なセキュリティが確保されているAWSの環境を利用することで、自社でシステムを管理するよりはるかに強いセキュリティレベルを保つことができるため、

    儲けるための取り組みと強固なサイバーセキュリティの環境を確保すること、さらに大規模な災害や事故等への備えを一度に実現することが可能になるのが、AWSを初めとするクラウド利用なのです。

     

     

    情報セキュリティ政策の動向とサイバーセキュリティ事案・対策について

    このセミナーでは西村の前に2名の方が話しをされました。

    最初のスピーカーは、総務省情報流通行政局サイバーセキュリティ課の澤谷航課長補佐で、「総務省におけるサイバーセキュリティ政策の最新動向」についてお話されました。

     経産省

     

    2人目のスピーカーである(株)エネルギア・コミュニケーションズのソリューション営業推進部ICT基盤チームマネージャーの田中一弘氏は、「事例に学ぶ情報セキュリティ対策」と題して、実際に起きた事例をもとに、必要となるサイバーセキュリティ対策について説明されました。

    エネルギアコム

     

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